テンテンウミウシ Halgerda brunneomaculata Carlson & Hoff, 1993
- Location
- 日本>沖縄>沖縄本島(恩納村・読谷村エリア)>真栄田岬
- Date
- 2015/06/23
- Size
- 7mm
- Depth
- 8.0m
- Water temperature
- 27.0℃
特徴
体長 25 mm に達する。体地色は半透明の白色〜淡い黄色で、背面には黄色く隆起した細い隆起線が網目状の亀甲模様を描く。網目で囲まれた領域には大きな暗褐色の円斑が散在する。外套膜の最外縁は不明瞭な白色の細線で縁取られるが、これを欠く個体もある。触角と二次鰓はいずれも体地色と同じ半透明白色で、それぞれの軸の内側に沿って暗褐色の縦線が走る。分布
模式産地はマリアナ諸島のグアム。西太平洋に広く分布し、これまでにグアム、北マリアナ諸島、フィジー、沖縄、ニューカレドニア、グレートバリアリーフ、フランス領ポリネシアからも記録されている。種小名の由来
種小名 brunneomaculata は、ラテン語 brunneus (褐色の) と maculatus (斑点のある) の合成。補足
浅いサンゴ礁域の砂礫底や岩礁上で観察される。Donohoo et al. 2023 による属の分子系統解析では、紅海の Halgerda biqiea およびインド洋の Halgerda albocristata、Halgerda toliara と同じ亜系統を構成することが示された。よく似た Halgerda biqiea とは、本種の方が褐色斑が大きく数が少ないこと、隆起線がより鮮明な黄色を帯びること、外套膜下面に斑点を欠くこと、足が外套膜から突出して大きな褐色斑を伴うことで区別される。References
- Halgerda brunneomaculata sp. n., Carlson C.H. & Hoff P.J. (1993). Three new Halgerda species (Doridoidea: Nudibranchia: Opisthobranchia) from Guam. The Veliger. 36(1): 16-26.
- Halgerda brunneomaculata Carlson & Hoff, 1993, Donohoo S.A., Villalobos S.G., Hallas J.M. & Gosliner T.M. (2023). Hyperdiversity of the genus Halgerda Bergh, 1880 (Nudibranchia: Discodorididae) with descriptions of fourteen new species. Marine Biodiversity. 53(3): 42. https://doi.org/10.1007/s12526-022-01334-9