トラパニア・ステゴドン Trapania stegodon Smirnoff, Donohoo & Gosliner, 2022

トラパニア・ステゴドン Trapania stegodon

Location
インドネシア>バリ島>トランバン>ムラスティ
Date
2018/12/19
Size
12mm
Depth
11.0m
Water temperature
29.0℃

特徴

体長 15 mm のフジタウミウシ科の一種。生時の体は不透明な灰色を地色とし、背面には小さく細点状から大きく斑紋状まで様々な大きさの赤褐色の斑点が密に散らばり、所々で色素を欠いた白い抜けが点在する。色素抜けは触角の側方下、二次鰓の側方下、腹足の後方に特に目立つ。触角および二次鰓の側方から伸びる側方突起 (extra-rhinophoral 突起と extra-branchial 突起) は基部が赤褐色だが先端は淡黄色を呈する。触角は 8〜10 枚の褶葉と尖った先端をもち、全長にわたって幅が均一で、先端が灰色である点を除いて赤褐色の体地色と同じ色彩。口触手は基部が有色で先端が不透明な灰色。腹足の前縁は側方に延びて細長い付属物となり、口触手と同じく基部が有色で先端が不透明な灰色。二次鰓は 3 本の大きな分枝で構成され、よく枝分かれし、体地色と同色。

分布

模式産地はフィリピン・ルソン島バタンガス州バラヤン湾 Anilao Harbor、水深不明 (2011 年 5 月 4 日採集)。フィリピンとインドネシアから記録される。

種小名の由来

種小名 stegodon は、更新世にルソン島・ミンダナオ島などフィリピン諸島を闊歩した象牙状の牙をもつ巨型動物 Stegodon luzonensis von Koenigwald, 1956 にちなみ、本種の側方突起の先端が淡色で「象牙状」に抜けることを連想させて命名された (同格名詞)。
References

本書に掲載されています

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc. 表紙

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc.

New World Publications

本書には Trapania stegodon の解説・写真が掲載されています。

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