ドーリス・クリソデルマ Doris chrysoderma Angas, 1864

ドーリス・クリソデルマ Doris chrysoderma

Location
オーストラリア>ニューサウスウェールズ>Kurnell>The Steps
Date
2026/04/28
Size
20mm
Depth
10.0m
Water temperature
20.0℃

特徴

体長 32 mm、体幅 13 mm 程度の小型のドーリス類。生時の体地色は背面が鮮やかな橙黄色を基調とし、白色の瘤状突起が多数散在する。背面中央部の瘤状突起はより大型で疎ら、外套膜縁辺部はより細かく密。鰓は 5 葉で互いに分岐せず、肛門の周囲にやや屹立してカップ状に並ぶ。鰓の色は橙色で、背側触角と同色。Angas の原記載は体長 32 mm、体幅 13 mm の個体に基づく。

分布

オーストラリア南東部 (タスマン海)。模式産地はオーストラリア・ニューサウスウェールズ州・ポートジャクソン (シドニー湾内) で、Angas 自身が 1858-1860 年にシドニー周辺で採集した。Angas は本種をシドニー湾内・水深 15 ファゾムでドレッジ採集した 2 個体に基づき記載。

種小名の由来

ギリシャ語 chrysos「金」+ derma「皮膚」を合成した形容詞で、「金色の皮膚をもつ」の意。Angas は本種の体を水中で見ると「小さな黄金の塊」のようだと評した。

補足

原記載において Angas は Doris 属に置き、現在も同じ組み合わせで扱われる (author 表記に括弧書きが無いのはこのため)。Crosse は脚注で「本種を Quoy & Gaimard の Doris aurea (1832 年 Voyage de l'Astrolabe) と混同してはならない」と注意し、両種の差異を整理している。
References
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