シロクマウミウシ Doris odhneri (MacFarland, 1966)
特徴
体長 20 cm に達する大型のドーリス科ウミウシで、北米西海岸では最大級のウミウシ類のひとつ。体は全身が純白色で、しばしば斑紋を欠く。プジェット湾やブリティッシュコロンビア州沿岸では、わずかに黄色を帯びる個体も知られる。背面は革質で、二次鰓と触角は他のドーリス類と同様に体に格納できる。分布
アラスカ州キーナイ半島からカリフォルニア州ポイントローマに至る北東太平洋沿岸に分布する。日本では岩手県中部沿岸から日本初記録として報告されている。種小名の由来
種小名 odhneri はスウェーデンの軟体動物学者 Nils Hjalmar Odhner への献名による。和名「シロクマウミウシ」は、純白の大型種であることに由来する。補足
海綿類、特に Halichondria 属を主な餌とする。References
- Austrodoris odhneri n. sp., MacFarland F.M. (1966). Studies of opisthobranchiate mollusks of the Pacific coast of North America. Memoirs of the California Academy of Sciences, 6: 1-546, pls. 1-72.
- 新称:シロクマウミウシ, 萩原清司 & 田中富士春. (2005). 岩手県中部沿岸から得られた日本初記録の後鰓類 Archidoris odhneri(軟体動物: ドーリス科).
- Doris odhneri, Fernández-Vilert R., Arnedo M.A., Salvador X., Valdés Á., Schrödl M. & Moles J. (2024). Shining disco: shedding light into the systematics of the family Discodorididae (Gastropoda: Nudibranchia). Zoological Journal of the Linnean Society. 203(1): zlae170. https://doi.org/10.1093/zoolinnean/zlae170