モンコウミウシ Chromodoris aspersa (A. A. Gould, 1852)

モンコウミウシ Chromodoris aspersa

Location
日本>沖縄>沖縄本島(恩納村・読谷村エリア)>ホーシュー
Date
2015/12/21
Size
12mm
Depth
3.0m
Water temperature
23.0℃

特徴

体長 1.5 インチ (約 3.8 cm)、幅 0.5 インチ (約 1.3 cm) の小型のイロウミウシ類。体は小さく、扁平、細長い卵形で前方がやや幅広く、地色は真珠色を呈し、縁ほど淡黄色になり、淡橙色の細い縁帯をもつ。背面全体に密集して紫紅色の小斑が散在する。口触手は錐状、触角は披針形で多数の薄板を細い柄上にもつ。鰓は小型で背幅の約 3 分の 1 を占め、鰓葉は 8 葉、披針形で単羽状、各側に 12 本ほどの羽枝、終端に 1 本の細鋸歯状の羽枝をもつ。触角と鰓葉は錆黄色〜橙褐色。足は体長よりわずかに長い。記載個体は若齢個体である可能性が高い。稀に灰黄色の体地色をもつ個体や、外套膜縁の細い黄色線を欠く個体も観察される。

分布

模式産地はパウモトゥ諸島 (= 現トゥアモトゥ諸島、フランス領ポリネシア) のヴィンセンヌ島。米国探検遠征隊によって採集された個体に基づく。後年インド-西太平洋〜中部太平洋から広く記録され、東アフリカ、アルダブラ環礁、セーシェル、レユニオン島、オーストラリア、パプアニューギニア、フィリピン、マーシャル諸島、日本、ハワイなどに分布。

種小名の由来

種小名 aspersa はラテン語の動詞 aspergere (撒き散らす) の過去分詞形で「散布された、振りまかれた」の意。本種の真珠色の地色に紫紅色の小斑が密に散布される様子に由来する。

補足

原記載において Gould は Doris 属に置いた。後に Chromodoris 属に移された (author 表記の括弧書きはこの属移動を示す)。「ゴマフリイロウミウシ」はシノニム
References

本書に掲載されています

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版. 表紙

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版.

文一総合出版

本書には Chromodoris aspersa の解説・写真が掲載されています。

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