ハクトウミノウミウシ Tenellia nakapila A. Y. Kim & Gosliner, 2024
- Location
- 日本>沖縄>慶良間諸島(座間味島・安室島・嘉比島・安慶名敷島)> 唐馬No.2
- Date
- 2011/01/04
- Size
- 10mm
- Depth
- 13.0m
- Water temperature
- 23.0℃
特徴
体地色は半透明の白色から黄白色。背面に淡紫色の斑紋が広がる。背側突起は細く後方に伏し、消化腺は灰褐色で、突起内に明瞭に分かれた縦列状に配置されるのが本種最大の特徴。触角間から両口触手の基部を結ぶ白色の三角斑が入る個体もある。触角は平滑で長く、半透明の褐色に橙色の細点が散る。口触手は触角と同色で先端は半透明白色。体長 15 mm に達する。分布
模式産地はフィリピン・ネグロス・オリエンタル州ダウインで、原記載時はこの地域に基づく標本群から記載された。西太平洋から中部太平洋にかけて記録される。種小名の由来
種小名 nakapila はフィリピン・タガログ語で「一直線に並んだ」「整列した」の意。背側突起内の消化腺が明瞭に分かれた直線状の列をなす本種の特徴に因む。補足
軟泥底性の Fionidae 系統再検討の中で記載された種で、それ以前は Tenellia sp. 20 として図示されてきた個体群に対応する。References
- Cuthona sp. 17, 中野理枝. (2004). 本州のウミウシ. ラトルズ.
- Cuthona sp. 15, 小野篤司. (2004). 沖縄のウミウシ. ラトルズ.
- Cuthona sp. 18, Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2015). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific. New World Pubns Inc.
- ハクトウミノウミウシ(新称), 中野理枝. (2018). 日本のウミウシ. 文一総合出版.
- ハクトウミノウミウシ, 小野篤司 & 加藤昌一. (2020). 新版 ウミウシ. 誠文堂新光社.
- Tenellia nakapila Kim & Gosliner sp. nov., Kim A.Y., Donohoo S.A. & Gosliner T.M. (2024). Stirring up the muck: the systematics of soft-sediment Fionidae (Nudibranchia: Aeolidina) from the tropical Indo-Pacific. PeerJ. 12: e18517. https://doi.org/10.7717/peerj.18517
本書に掲載されています
小野篤司 & 加藤昌一. (2020). 新版 ウミウシ. 誠文堂新光社.
誠文堂新光社
本書には Tenellia nakapila の解説・写真が掲載されています。
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ハクトウミノウミウシの写真
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