セトミノウミウシ Setoeolis inconspicua (Baba, 1938)
特徴
体長 25 mm のミノウミウシ型の体型。口触手は細く単純で、触角も細いが、ほぼ全長で不規則に皺が刻まれる (保存標本では環状にも見える)。背側突起は長い紡錘形で、馬蹄形の隆起した基盤の上に 8 群に分かれて並ぶ。各群の本数は前方から第 1 群が約 55 本、第 2 群約 45 本、第 3 群約 15 本と漸減し、後方の群では 5〜6 本。第 1 群は他から大きく離れ、後続群は近接しつつ尾方ほど間隔が狭まる。最内側の背側突起が最大で、外側突起は短い。腹足前縁は二唇状で、両側角は触手状に伸びる。頭部・背は淡い橙黄色で、口触手には不透明白色の縦線が走る。背側突起は黄白色の先端の下にクロム黄色の帯をもち、暗褐色の血管が走り、先端側で紫色を帯びる。体の他部は半透明の肉色を呈する。
分布
模式産地は紀伊・瀬戸。種小名の由来
種小名 inconspicua はラテン語で「目立たない・地味な」を意味し、外形上の派手な特徴を欠く本種の地味な姿にちなむ。属名 Setoeolis は本種のために設立された一属一種属で、模式産地「瀬戸」+ Eolis の合成。補足
原組合せは Cuthona (Hervia) inconspicua。後に本種のために新属 Setoeolis が設けられ、現組合せが確立した。References
季節性
撮影地
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