ユウゼンウミウシ Platydoris cruenta (Quoy & Gaimard, 1832)
- Location
- 日本>沖縄>沖縄本島(恩納村・読谷村エリア)>真栄田岬
- Date
- 2015/06/28
- Size
- 100mm
- Depth
- 3.0m
- Water temperature
- 29.0℃
特徴
体は扁平で円形、最大100mmに達する。背面はカリオフィリディアと呼ばれる粒状の小突起で密に覆われ、地色は白色または乳白色。背面には茶色の細く短い波状の線が多数走り、本種を象徴する模様となる。個体によっては大型の赤色斑紋が背面や腹側に散らばる。触角と二次鰓は背面と同色かわずかに暗色で、鰓葉の軸にも不規則な暗線が入る。分布
熱帯インド・西太平洋域に広く分布する。原記載時はニューギニアから記録され、その後、南アフリカ、スリランカ、インドネシア、オーストラリア(西オーストラリア州〜ニューサウスウェールズ州)、パプアニューギニア、フィジー、マーシャル諸島、ニューカレドニア、ベトナム、フィリピン、日本まで広く確認されている。種小名の由来
種小名 cruenta はラテン語で「血まみれの、血で染まった」の意。原記載個体に見られた背面の赤色斑紋に由来する。補足
Doris striata Kelaart, 1858 や Platydoris arrogans Bergh, 1877 はシノニム。夜行性で日中は岩の割れ目などに潜む。References
- ユウゼンウミウシ(新稱), 馬場菊太郎 & 濱谷巌. (1952). 紀州産後鰓類目録. 南紀生物. Supplement 1: 1-11.
- ユウゼンウミウシ, 奥谷喬司. (2000). 日本近海産貝類図鑑. 東海大学出版会.
- Dorgan K.M., Valdés Á. & Gosliner T.M. (2002). Phylogenetic systematics of the genus Platydoris (Mollusca, Nudibranchia, Doridoidea) with descriptions of six new species. Zoologica Scripta. 31(3): 271-319. https://doi.org/10.1046/j.1463-6409.2002.00105.x
- ユウゼンウミウシ, 小野篤司. (2004). 沖縄のウミウシ. ラトルズ.
- ユウゼンウミウシ, 中野理枝. (2004). 本州のウミウシ. ラトルズ.
- ユウゼンウミウシ, 中野理枝. (2018). 日本のウミウシ. 文一総合出版.
- Platydoris cruenta, Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc.
本書に掲載されています
中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版.
文一総合出版
本書には Platydoris cruenta の解説・写真が掲載されています。
Amazon で本書を見る PR (Amazon アソシエイト)