カステラウミウシ Platydoris inornata Dorgan, Á. Valdés & Gosliner, 2002
特徴
体は平らで広く、Platydoris 属に共通する硬く扁平な体型を示す。背面は微細なカリオフィリディアに覆われ、各突起の頂部には小さな繊毛性の二次突起がある。背面の地色は明るい黄褐色に、より暗い黄褐色のぼかし斑が混じる。本属としては珍しく明瞭な色彩マークを持たず、これが種を識別する主要形質となる。触角は灰褐色、二次鰓は六枚の三羽状でクリーム色と褐色、比較的小さい。腹側は非常に小さな暗点で覆われる。分布
パプアニューギニアおよびフィリピンから記録される。種小名の由来
種小名 inornata はラテン語 inornatus「飾りのない、無地の」に由来し、本種の地味な背面色彩を表す。補足
イボウミウシ科 (Discodorididae) Platydoris 属。インド太平洋系統に属する。References
- カステラウミウシ, カスレウミウシ, 小野篤司. (1999). ウミウシガイドブック. TBSブリタニカ.
- カステラウミウシ(新称), 小野篤司. (2000). ウミウシガイドブック. 第2版. TBSブリタニカ.
- ネズミウミウシ, 小野篤司. (2004). 沖縄のウミウシ. ラトルズ.
- Platydoris inornata, Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2015). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific. New World Pubns Inc.
- マダラクモガダウミウシ(新称), 中野理枝 & 小谷光. (2016). 高知県大月町樫西海域及び一切海域から記録された後鰓類. Kuroshio Biosphere. 12: 21-43.
- ウスクモガタウミウシ(新称), 中野理枝. (2018). 日本のウミウシ. 文一総合出版.
本書に掲載されています
中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版.
文一総合出版
本書には Platydoris inornata の解説・写真が掲載されています。
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