カナメイロウミウシ Hypselodoris kaname Baba, 1994
特徴
体地色は白色。外套膜最外周から順に黄色、赤紫色の順で縁取られる。
この赤紫色の線は太さが不均一で、斑紋になるものも見られる。
背面正中線上の触角間から二次鰓の手前まで1本の白色の縦線が入り、その両側を橙赤色の色帯が囲む。
外套膜最外周と背面正中線の間に橙赤色の斑紋が入るものも見られる。
触角は橙赤色。
二次鰓は白色で縁が橙赤色になる。
50mmに達する。
分布
オーストラリア、ニューカレドニア、ニュージーランド、インドネシア、フィリピン、日本種小名
カナメの若葉の色調に因む和名
日本産アオウミウシ属の新種・稀産種・未記録種等 4 種の記載にて提唱されたReferences
- Baba, K. (1994). Descriptions of four new, rare or unrecorded species of Hypselodoris (Nudibranchia: Chromodorididae) from Japan. Venus. 53(3): 175-187. page(s): 175
- カナメイロウミウシ, 鈴木敬宇. (2000). ウミウシガイドブック〈2〉.
- カナメイロウミウシ, 殿塚孝昌. (2003). ウミウシガイドブック〈3〉.
- カナメイロウミウシ, 小野 篤司. (2004). 沖縄のウミウシ.
- カナメイロウミウシ, 中野 理枝. (2004). 本州のウミウシ.
- カナメイロウミウシ, 小野 篤司, 加藤 昌一. (2009). ウミウシ.
- Hypselodoris kaname, Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2015). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific. New World Pubns Inc.