オオアカキヌハダウミウシ Gymnodoris aurita (A. A. Gould, 1852)

Gymnodoris aurita

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特徴

体は硬く蛞蝓型で、外套膜は退化して不明瞭。生時の体長は100mmを超え、固定標本では70mm前後。体色は橙〜濃赤色で、背面全体に大型の白色〜黄白色の疣状突起が散在する。これらの突起は背面の縦じわや畝の上に並ぶ。前足の縁および耳形の口触手の基部にも黄白色の帯が走る。8枚の多羽枝の鰓は大きく、体幅の2倍ほどに広がり、半透明の白色〜赤色の地に白色〜黄白色の畝をもつ。触角は白色〜黄色で短く、15枚の傾斜した褶葉をもつ。鰓の前方には密な皮下腺管網があり、前部ではより密に分布する。

分布

原記載はフィジー (Gould 1852)。1997 年の再記載で初めて再採集標本に基づく記載が行われ、フィリピン・バタンガス州からネオタイプ (CASIZ 096243) が指定された。インドネシア・リンチャ島からも記録される。

種小名の由来

ラテン語 auritus (耳のある) に由来し、目立つ耳形の口触手にちなむ。

補足

浅所のサンゴ礁に生息し、夜行性。ホクヨウウミウシ科の Marionia 属のウミウシを捕食する。皮下腺は防御機能をもつと推測される。原記載 (Gould 1852) 時の模式標本は失われているため、1997 年の再記載でネオタイプを指定して種の概念を確定した。和名「オオアカキヌハダウミウシ」は中野 2018 が提唱した。
References

本書に掲載されています

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版. 表紙

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版.

文一総合出版

本書には Gymnodoris aurita の解説・写真が掲載されています。

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