クロモドーリス・バラット Chromodoris balat Bonomo & Gosliner, 2020

クロモドーリス・バラット Chromodoris balat

Location
インドネシア>バリ島>トランバン>バトゥニティ
Date
2017/05/20
Size
30mm
Depth
20.0m
Water temperature
29.0℃

特徴

やや大型のクロモドーリス類で、生体時の体長約45mm。体地色はクリームホワイト。外套膜には縦走する暗褐色の途切れた線が走り、線の上に大きな暗褐色の斑点 (blotch) が不規則に重なる。外套膜外周の縁取りは外側が黄橙色の途切れた斑列、内側が白色の帯。白色域には小さな橙色・黄色・赤色の点が散在する。二次鰓は7枚で三羽状、赤褐色に明るく不透明な白色の点が散る。触角は赤褐色で22枚の褶葉をもち、不透明な白色の点を備える。腹足後端は外套膜からわずかに突出し、外套膜と同じ縁取りをもつ。

分布

フィリピン (模式産地はルソン島バタンガス州マビニ、Matotonngil Point、水深17m)。インドネシアにも分布。

種小名の由来

種小名 balat はフィリピン語で「斑紋」「あざ」を意味する。外套膜上の大きな暗褐色斑紋に因む。なおフィリピン語では balat はあざに関する否定的な意味合いも持ち、「不運な」「不吉な」の意も含む。

補足

ホソスジイロウミウシ Chromodoris lineolata とは、縦の黒線が途切れること、外套膜周縁の色が違うこと、また大きな暗褐色斑をもつことで区別される。クロスジウミウシ Chromodoris burni とは、触角・二次鰓の白点の有無で見分けることができる。和名としてホソスジイロウミウシが当てられている場合があるが、これは誤同定。
References

本書に掲載されています

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc. 表紙

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc.

New World Publications

本書には Chromodoris balat の解説・写真が掲載されています。

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