ケラトソマ・ブレヴィカウダトゥム Ceratosoma brevicaudatum Abraham, 1876
- Location
- オーストラリア>西オーストラリア>Busselton Jetty
- Date
- 2006/01/15
- Size
- 50mm
- Depth
- 12.0m
- Water temperature
- 19.0℃
特徴
体は固く硬質で、外套膜の縁は体全体を取り巻く幅広い棚状の縁を成し、各側に明瞭な側葉が並ぶ。背面正中線後方には、鰓のすぐ後ろから立ち上がる赤色の小さな突起 (後方ホーン) があり、本種ではこの突起の発達が他の熱帯ニシキウミウシ属種と比較して著しく弱い。突起は小さくとも生時には明るい色 (通常は赤色) を呈して目立ち、2〜3 mm 程度の幼体でも背面後方正中線に赤色斑として認められる。生体長で 130〜135 mm に達する大型種。体色は地色の上に橙色斑が散る基本パターンをもつが、地域差が大きい。分布
南オーストラリア固有種。西オーストラリア南西部 (フリーマントル周辺、エクスマス湾以南)、南オーストラリア (アイル半島、スペンサー湾、カンガルー島ほか)、ヴィクトリア州、タスマニア、ニューサウスウェールズ州南部から記録があり、潮間帯から水深数十 m まで生息する。種小名の由来
種小名 brevicaudatum はラテン語で「短い尾をもつ」を意味し、本種の後方ホーンが他の熱帯ニシキウミウシ属種と比べて短く控えめなことに因む。補足
ヴィクトリア州・南オーストラリアではもっとも普通に見られるウミウシのひとつとされる。Abraham 1876 が同論文中で別種として記載した Ceratosoma oblongum は本種のシノニムであり、Basedow & Hedley 1905 が南オーストラリアから記載した Ceratosoma adelaidae も本種幼体に基づく。Cuvier 1804 の Doris pustulosa はティモール産とされるが本種のシノニムである可能性が高い。ただし保存個体の状態が悪く、標本のみからの同定は不可能であるため、Rudman 1988 は C. pustulosus を識別不能 (nomen dubium 扱い) として保留した。References
- Ceratosoma brevicaudatum Abraham, 1876, Rudman W.B. (1988). The Chromodorididae (Opisthobranchia: Mollusca) of the Indo-West Pacific: the genus Ceratosoma J. E. Gray. Zoological Journal of the Linnean Society. 93(2): 133-185. https://doi.org/10.1111/j.1096-3642.1988.tb01532.x
- Ceratosoma brevicaudatum, Johnson R.F. & Gosliner T.M. (2012). Traditional taxonomic groupings mask evolutionary history: a molecular phylogeny and new classification of the chromodorid nudibranchs. PLoS ONE 7(4): e33479.
季節性
撮影地
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