セラトドーリス・ハルキゲニア Ceratodoris hallucigenia (Rudman, 2004)

Ceratodoris hallucigenia

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特徴

体は細長く体高が高い円筒形で、外套膜の縁線は明瞭でない。両側に 4 対の大型側方乳状突起があり、最前列の対は他の半分程度の幅・長さで前方に向き先端が尖るが、残り 3 対は外側上方に伸び体幅の約 2 倍の長さで先端は鈍く丸い。突起は比較的硬く、他の多くのウミウシ類の長い乳状突起ほど動かない。二次鰓直前に背部正中乳状突起が 1 本立つ。二次鰓は通常 5 葉、肛門乳状突起の周りに弧状に並ぶ。触角は長く先細りで、棍部は最大 16 枚の薄板をもつ。頭部は二裂の口幕をもち、その幅は体幅の 2 倍以上に達する独特の形態。体地色は鮮やかな桃色一色で、外套膜突起・二次鰓・触角の先端のみ同色のより濃い赤桃色を帯びる。最大体長 18 mm 生時。

分布

模式産地はオーストラリア・クイーンズランド州 Heron 島の Blue Pools (水深 40〜50 フィート)。北部オーストラリア (西オーストラリア、ノーザンテリトリー)、クイーンズランド、ニューサウスウェールズ中部から記録される。

種小名の由来

種小名はカナダ・バージェス頁岩産のカンブリア紀化石 Hallucigenia sparsa の復元像との外見的類似に由来する。背部に並ぶ硬く長い乳状突起列が、化石動物の背部突起列を彷彿とさせる。

補足

原記載属は Okenia。その後 Ceratodoris 属が復活されたことで本種は同属に移された。コケムシ Pleurotoichus clathratus 上で Okenia stellata と共存することがある。Ceratodoris atkinsonorum は体高が低く、幅広の二裂口幕を欠く点で本種と区別される。
References

本書に掲載されています

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc. 表紙

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc.

New World Publications

本書には Ceratodoris hallucigenia の解説・写真が掲載されています。

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