キフチハスエラウミウシ Armina scotti Mehrotra, Caballer & Chavanich, 2017

キフチハスエラウミウシ Armina scotti

Location
日本>沖縄>石垣島・八重山周辺>川平湾
Date
2014/03/14
Size
50mm
Depth
5.0m
Water temperature
21.0℃

特徴

背面は黒色で、淡黄色の背稜が後方で広がって 3 つの円形斑を形成する。背稜は後方で分岐せず、外方にも広がらない。口幕は白色で、淡青色の亜縁帯と黄色の縁取りをもつ。触角は白色で黒色の亜端帯があり、内前面は淡青色、先端は橙色。口幕の側方に黒色の縦帯が走る。顎の切縁には最大 4 列の細歯がある。

分布

模式産地はタイ・タオ島周辺の軟泥底 (水深 11〜25 m)。2017 年の研究はタイ・インドネシア・シンガポール・日本・フィリピンから本種の記録を挙げており、これらの地域で従来 Armina semperi または A. cf. semperi として記録されてきた個体群が本種に該当するとした。

種小名の由来

Mehrotra, Caballer Gutierrez & Chavanich 2017 の記載によれば、タオ島で 10 年以上にわたりサンゴ礁の保全と再生に取り組み、現地の研究保全機関 New Heaven Reef Conservation Program を創設した Chad Michael Scott に献名された。

補足

本種はこれまで日本・東南アジア海域の図鑑類で Armina semperi または A. cf. semperi として記録されてきたが、2017 年の研究で色彩・解剖・分子データを統合した結果、Bergh 1866/1873/1874 が記載した真の Armina semperi とは別種として新種記載された。タオ島では同所的に Armina occulta とともに Virgularia 属のウミエラを捕食する。
References

本書に掲載されています

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版. 表紙

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版.

文一総合出版

本書には Armina scotti の解説・写真が掲載されています。

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