アカイオトメウミウシ Armina rubida (A. A. Gould, 1852)

アカイオトメウミウシ Armina rubida

Location
日本>神奈川>城ヶ島>梶の浜
Date
2021/04/29
Size
40mm
Depth
5.0m
Water temperature
17.0℃

特徴

体長約 3 cm の小型〜中型のタテジマウミウシ類。体は披針形で後方が鋭く尖り、外套膜は狭く反り返って体の両側を縁取る。体地色は淡赤色から赤紫色を呈し、背面には縦走する細い襞が体の全長にわたって走る。頭部は頭巾状で触角の前方に張り出し、眼は触角の外側基部に位置する。腹足は鮮やかな赤紫色で、背面はそれよりやや淡い色合いになる。動作は緩慢で、底質の上をゆっくりと這って移動する。

分布

模式産地はハワイ諸島オアフ島ホノルル沖のサンゴ礁。インド・太平洋に広く分布し、ハワイのほかフィリピン、ニュージーランド、日本、南アフリカなどから記録されている。

種小名の由来

種小名 rubida はラテン語の形容詞 rubidus の女性形で「赤みを帯びた、深紅の」の意。本種の赤色〜赤紫色の体色に由来する。

補足

ニュージーランド産個体に基づいて新種記載された Dermatobranchus pulcherrimus は、現在は本種のジュニアシノニムとされる。Armina 属は一般にウミエラ類を捕食することが知られる。和名「アカイオトメウミウシ」は、本種がかつて Dermatobranchus rubidus として扱われていた頃に、オトメウミウシ属 (Dermatobranchus) の和名と赤色の体色から命名された経緯による。
References

本書に掲載されています

小野篤司 & 加藤昌一. (2020). 新版 ウミウシ. 誠文堂新光社. 表紙

小野篤司 & 加藤昌一. (2020). 新版 ウミウシ. 誠文堂新光社.

誠文堂新光社

本書には Armina rubida の解説・写真が掲載されています。

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