トラパニア・エウルュエイア Trapania euryeia Gosliner & Fahey, 2008

トラパニア・エウルュエイア Trapania euryeia

Location
インドネシア>バリ島>トランバン>沈船ポイント(リバティー)
Date
2017/03/08
Size
5mm
Depth
10.0m
Water temperature
28.0℃

特徴

体長 3〜10 mm の小型種。体は細長く凸型で、明瞭な外套膜の縁を欠く。鰓部で最も幅広い。口触手は短く円筒形で先端が丸く、触角は短く 7〜8 枚の褶葉をもち先端は細長く伸びる。背側突起は比較的短く細く湾曲し、鰓側突起は曲がってやや長め。鰓は 3 枚の二羽枝からなる。
体地色は淡黄色で、褐色の斑が散在し、その中に白色や淡黄色の点刻が透ける。口触手の基部は褐色で白点があり、先端は白色。背側突起と鰓側突起はクリーム白色で少数の褐色斑をもつ。触角と鰓葉は体と同じ淡黄色で、ランダムな褐色斑が入る。

分布

原記載時はレユニオン、パプアニューギニア、インドネシア (スラウェシ・バリ)、沖縄、マーシャル諸島、ミッドウェー環礁、ハワイ諸島から記録されており、本属では最も分布が広い種であった。

種小名の由来

種小名 euryeia はギリシャ語で「広く分布する」を意味し、本種の広い地理的分布にちなむ。

補足

オーストラリア産の Trapania brunnea に外見が最も類似するが、本種は鰓側突起の白い色素が基部に限られること、背面に微細な黄色の点刻をもつこと、口触手後方から鰓盾までを連続する正中の白斑帯を備えることで外見的に区別される。日本では従来 T. brunnea として図示されていた個体が本種にあたる。
References

本書に掲載されています

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc. 表紙

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc.

New World Publications

本書には Trapania euryeia の解説・写真が掲載されています。

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