チャシボリガイ Micromelo undatus (Bruguière, 1792)

Micromelo undatus

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チャシボリガイとは

暖海域に分布する小型の有殻後鰓類で、乳白色の卵形の貝殻に走る 3 本の褐色螺帯と、その間に並ぶ弓形の縦線で見分ける。

特徴

殻長は最大 30 mm 程度。貝殻は卵形で乳白色を地とし、表面に 3 本の褐色の螺帯(横の帯)が走り、その帯の間を埋めるように弓形に曲がった細い縦線が並ぶ。軟体部は半透明の白色で、比較的大きな白色斑が密に散らばる。外套膜と足の縁は鮮やかな黄色で縁取られる。

分布

原記載時は西インド諸島・ジャマイカのディスカバリー湾でネオタイプが採られている(原記載自体は 1792 年のブルギエール)。本来の Micromelo undatus は大西洋(カリブ海周辺)に分布し、太平洋・インド洋にも形態的に類似する個体群が見られるが、それらは近年 M. guamensis ほか別種に整理されつつある。

種小名の由来

種小名 undatus はラテン語で「波状の」「波打った」の意で、貝殻の縦線模様が作る波のような色彩にちなむ。

補足

近年の分子・形態解析により、従来 M. undatus として扱われてきた個体群は 4 種(M. undatus s.s.(大西洋)、M. scriptusM. guamensis(西太平洋)、M. barbarae sp. nov.)に再分割された。日本産個体(チャシボリガイ/コンシボリガイ)は M. guamensis に該当する可能性が高い。
References
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