サガミノプテロン・ポンペイ Sagaminopteron pohnpei (Hoff & Carlson, 1983)

サガミノプテロン・ポンペイ Sagaminopteron pohnpei

Location
日本>静岡>大瀬崎>柵下
Date
2018/11/14
Size
6mm
Depth
4.0m
Water temperature
21.0℃

特徴

体長 3〜5 mm の小型のウミコチョウ類。地色は褐色から赤色まで変異に富み、褐色個体には不透明な白点と黄色点が散在することが多い。発達した側足を羽ばたかせて遊泳する能力をもつ。頭楯は短い三角形で、その後背端には先端が筒状に伸びる隆起をもつ。内臓塊は卵形で鞭状突起を欠き、右側には半月状の隆起の下に細かく二羽状に分岐した 6 葉からなる鰓を備える。卵塊は約 100 個の白色卵を含む小さな球形で、1 莢に 1 卵が入る。

分布

模式産地はミクロネシア連邦のポンペイ島 (旧称ポナペ)。原記載時はポンペイ島からのみ記録されていた。後年の観察ではパラオ、ハワイ諸島オアフ島から記録があり、西太平洋から中部太平洋に分布する。ハワイではカネオヘ湾の浅い砂底で Siphopteron quadrispinosum と同所的に観察されている。

種小名の由来

種小名 pohnpei は模式産地であるミクロネシア連邦のポンペイ島 (Pohnpei、旧称 Ponape) に由来する地名形容。

補足

原記載時は Gastropteron pohnpei として発表され、その後 Siphopteron 属への組み替えを経た。WoRMS では現在 Sagaminopteron pohnpei有効名とし、本サイトでもこれに従う。和名は中野 2004/2018 では「マダラウミコチョウ」が用いられているが、本サイトでは学名のカタカナ転写「サガミノプテロン・ポンペイ」を採用する。
References

本書に掲載されています

小野篤司 & 加藤昌一. (2020). 新版 ウミウシ. 誠文堂新光社. 表紙

小野篤司 & 加藤昌一. (2020). 新版 ウミウシ. 誠文堂新光社.

誠文堂新光社

本書には Sagaminopteron pohnpei の解説・写真が掲載されています。

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