アカテンウミコチョウ Sagaminopteron bilealbum Carlson & Hoff, 1973

アカテンウミコチョウ Sagaminopteron bilealbum

Location
インドネシア>バリ島>トランバン
Date
2019/02/20
Size
10mm
Depth
5.0m
Water temperature
??℃

特徴

体長 3.5〜12mm 程度の小型のウミコチョウ類で、半透明の白色の地に橙色から赤橙色の細かな斑点が全身に散在する。頭楯は小さく三角形で、明瞭な水管状の隆起をもつ。よく発達した翼足を上下にはばたかせて遊泳することができ、その姿が和名「アカテンウミコチョウ」やバットウィングの英名の由来となっている。体の右側には鞭状突起 が一本伸び、内部には弱く石灰化した殻が残る。

分布

模式産地はグアム、マリアナ諸島の Bile Bay。これまでにグアム、マーシャル諸島 (クェゼリン環礁)、フィリピン (アニラオ) などの記録があり、インド太平洋熱帯域に広く分布する。

種小名の由来

種小名 bilealbum は、模式産地である「Bile Bay」とラテン語の album (白) を合わせた合成名で、「Bile Bay 産の白い種」の意。同時に記載された姉妹種 Sagaminopteron nigropunctatum (黒い斑点をもつ種) と対をなす命名となっている。

補足

カイメン類 Dysidea 属を餌とし、同じカイメン属の別種に共生する近縁種 Sagaminopteron nigropunctatum としばしば同所的に観察される。S. nigropunctatum は黒色の斑点と橙色色素を水管隆起と鞭状突起にもつ点、翼足が短く遊泳をほとんど行わない点で本種と区別される。本種の歯式は 37 × 8-1-0-1-8 で、内側側歯には湾曲した大きな尖頭と内縁の二つの大歯小突起をもつ (Gosliner, 1989)。
References

本書に掲載されています

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版. 表紙

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版.

文一総合出版

本書には Sagaminopteron bilealbum の解説・写真が掲載されています。

Amazon で本書を見る PR (Amazon アソシエイト)
読み込み中...

撮影地を読み込み中...


観察地: ×

該当 0


学術データベース

世界のウミウシの観察データは国際的な海洋生物多様性データベースで公開されています。

詳しくはこちら