トウモンウミコチョウ Sagaminopteron psychedelicum Carlson & Hoff, 1974

トウモンウミコチョウ Sagaminopteron psychedelicum

Location
日本>沖縄>宮古島>L字アーチ
Date
2025/11/26
Size
5mm
Depth
20.0m
Water temperature
25.0℃

特徴

体長は最大で 20 mm 程度に達する小型のウミコチョウ類。体地色は淡い緑色で、体表全体に黒い縁取りをもつピンク色の円斑が散在し、円斑の形や大きさには変異が大きい。ピンクの部分は橙色や金色、黄色みを帯びるものも見られる。頭楯には水管様の突起があり、その先端は赤みを帯びる。側足の縁は幅広いピンク色の帯で縁取られ、体地色との境界には黒い細線が走る。鰓は外部に露出し、頭楯後方の右側にしばしば短い鞭状突起をもつ。

分布

模式産地はグアム。原記載時はグアムから記録されていた。後年の観察ではインド洋から西太平洋、中部太平洋にかけて広く分布が確認されており、紅海、レユニオン島、マダガスカル、タンザニア、フィリピン、マレーシア、台湾、日本、パプアニューギニア、グアム、マリアナ諸島、フィジー、ハワイ諸島から知られる。サンゴ礁の岩陰や礫の下、リーフフラットなどで見つかる。

種小名の由来

種小名 psychedelicum は英語の psychedelic (サイケデリック、幻覚的) に由来し、本種の鮮やかで派手な体色斑紋がサイケデリックアートを連想させることから名付けられた。

補足

本属は時岡・馬場 1964 が日本のウミコチョウ類研究で設立した属で、属名はタイプ種の産地である相模湾に由来する。同属の Sagaminopteron ornatum (ムラサキウミコチョウ) ほど活発に遊泳する種ではないとされる。
References
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学術データベース

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