フィロデスミウム・レンベエンス Phyllodesmium lembehense Burghardt, Schrödl & Wägele, 2008

フィロデスミウム・レンベエンス Phyllodesmium lembehense

Location
フィリピン>ロンブロン島
Date
2018/02/19
Size
10mm
Depth
14.0m
Water temperature
28.0℃

特徴

体長は背側突起を除いて約 23 mm までの中型種。体は半透明の白色で、右消化腺枝が共生する褐虫藻のため褐色に透ける。背側突起は 35〜41 本程度で、体側に 5 列の不完全な弧または列状に並ぶ。突起は spatulate (へら状) で矢じり型を呈し、上半が広がる。突起表面はやや不規則に並んだこぶ (nodule) で覆われ、こぶの密集する縁部分はやや暗色を帯びる。寄主のクセニア類ソフトコーラルのポリプを擬態し、群体内に紛れて生息する。背側突起内に共生する褐虫藻 を保持して光合成を行う 光合成共生型の生活様式をもつ。

分布

模式産地はインドネシア・スラウェシ島とレンベ島の間に位置するレンベ海峡、ダイブサイト「Awshuck」(水深約 0.3 m、2003 年 8 月)。原記載時はレンベ海峡からのみ記録されていた。

種小名の由来

種小名は模式産地のレンベ海峡 (スラウェシ島とレンベ島の間) にちなむ地名命名。原記載中の綴りは lembehensis で、後に属名の中性に合わせ lembehense に整理された。

補足

八放サンゴのウミトサカ科 (Xeniidae) を専食する。同じく Xeniidae 食の Phyllodesmium lizardensePhyllodesmium jakobsenaePhyllodesmium rudmani と近縁の生態を共有し、それぞれ突起の形態 (扁平度・こぶの並び方・釘状先端の有無など) で識別される。
References

本書に掲載されています

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc. 表紙

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc.

New World Publications

本書には Phyllodesmium lembehense の解説・写真が掲載されています。

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