リザードミノウミウシ Phyllodesmium lizardense Burghardt, Schrödl & Wägele, 2008

リザードミノウミウシ Phyllodesmium lizardense

Location
日本>沖縄>沖縄本島(本部・北部エリア)>山川ビーチ
Date
2011/02/19
Size
20mm
Depth
7.0m
Water temperature
22.0℃

特徴

体長は背側突起を除いて最大約 45 mm の中型種。口触手触角・足を含む体は半透明の白色で、右消化腺枝は内部の褐虫藻のため褐色に透ける。背側突起は最大 50 本前後で、体側に 5 列の不完全な弧状の足座に分かれて並ぶ。突起は背腹方向に扁平で、上半部が広がりやや膨らむ。突起表面はクリーム色の小突起 で覆われ、突起の隙間には褐色の網目模様が走る。寄主のクセニア類ソフトコーラルのポリプを色・形ともに巧みに擬態し、群体内に紛れ込んで観察されることが多い。

背側突起内の消化腺枝には生きた褐虫藻 を保持し、光合成由来のエネルギーを利用する 光合成共生型の生活様式をもつ。

分布

模式産地はオーストラリア・グレートバリアリーフ Lizard 島の Casuarina Beach (水深約 0.5 m、2005 年 7 月)。原記載時は Lizard 島周辺の 2 地点 (Casuarina Beach、Loomis Beach) のみから記録されていた。

種小名の由来

種小名は模式産地のグレートバリアリーフ Lizard 島にちなむ地名命名。原記載中の綴りは lizardensis で、後に属名の中性に合わせ lizardense に整理された。

補足

八放サンゴのウミトサカ科 (Xeniidae) を専食し、突起の色と形が宿主ポリプを擬態する。同じく Xeniidae 食の Phyllodesmium jakobsenaePhyllodesmium rudmaniPhyllodesmium lembehense と近縁の生態を共有する。
References

本書に掲載されています

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版. 表紙

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版.

文一総合出版

本書には Phyllodesmium lizardense の解説・写真が掲載されています。

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