ワモンイボウミウシ Phyllidiella annulata (Gray, 1853)

ワモンイボウミウシ Phyllidiella annulata

Location
アメリカ>サイパン>ラウラウビーチ
Date
2020/01/08
Size
18mm
Depth
12.0m
Water temperature
27.0℃

ワモンイボウミウシとは

卵形の体に淡いピンク色の輪 (環紋) が 4〜14 個並ぶ、体長 30 mm 前後の小型イボウミウシ。

特徴

体地色は黒色で、背面には淡いピンク色の輪 (環紋) が 4〜14 個並ぶ。各輪の内側には角張った側面と丸い頂部をもつ低い突起がいくつか配置され、輪の中央に大きな突起はない。輪の周囲や外套膜の縁付近には、小さな孤立したピンク色の突起が点在することがある。外套膜の縁を連続して縁取るピンクの帯はない。触角は黒色で、23 mm 以上の個体では棍棒部に 17〜20 枚の襞をもつ。腹面はおおむね灰色で、外套腹面は暗色の格子状の模様が入る。腹足は暗灰色で正中部分に幅広い淡灰色の帯が走り、縁部は淡色。

近似種としてコイボウミウシ Phyllidiella pustulosaフィリディエラ・ゼイラニカ Phyllidiella zeylanicaキイロイボウミウシ Phyllidia ocellata があるが、本種は孤立した低い突起をもつ輪が並ぶ点で区別され、近縁種にみられる複合突起・突起の隆条・中央に突起をもつ「眼状斑」のいずれも欠く。コイボウミウシは本種の約 2 倍の大きさ (体長 60 mm 程度) になる。

分布

紅海、熱帯インド洋、中央西太平洋に分布する (Brunckhorst 1993)。日本のほか、リユニオン島、タイ、フィジー、パプアニューギニア、グアム等から観察記録がある。

種小名の由来

種小名 annulata はラテン語で「輪のある」を意味する。
References

本書に掲載されています

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版. 表紙

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版.

文一総合出版

本書には Phyllidiella annulata の解説・写真が掲載されています。

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