リズイボウミウシ Phyllidiella lizae Brunckhorst, 1993
特徴
体長 16〜70 mm (平均 32 mm) の比較的大型のイボウミウシ類。背面の地色は淡いピンクで、淡いピンクの単純な丸い結節をもち、結節はまれに連結する。背面には不規則で長さの異なる黒い細線が走り、ときに正中域で交差して X 字形を形成する (最大 4 本)。外套膜縁には狭く滑らかな淡ピンク〜白色の縁取りがあり、触角ポケットには低い淡ピンクの縁が見られる。触角は先端が黒、中央がピンク、基部が白で、3 色がぼかして移行する。腹側は淡灰色で、鰓も淡灰色。指状の口触手は淡ピンク〜白色で四角い基部をもつ。足底は淡ピンク〜白色。分布
模式産地はグレートバリアリーフ・ヘロン島リーフ (水深 9〜10 m)。原記載時は熱帯西太平洋 (ニューカレドニア、グアム、フィジー、パプアニューギニア・マダン、ノーフォーク島、グレートバリアリーフ) およびインド洋 (レユニオン島) から記録されていた。種小名の由来
種小名 lizae は、原記載者の妹 Liz Hannaway への献名。補足
類似する Phyllidiella rudmani も淡ピンク地に黒線をもつが、本種は不規則で交差する黒線と低い結節をもつ点で外見的に区別される (P. rudmani はまっすぐな縦線と背高い結節)。References
本書に掲載されています
中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版.
文一総合出版
本書には Phyllidiella lizae の解説・写真が掲載されています。
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