ハイイロイボウミウシ Phyllidiella granulata Brunckhorst, 1993
- Location
- 日本>沖縄>沖縄本島(北谷・南部エリア)>名城
- Date
- 2016/06/03
- Size
- 30mm
- Depth
- 10.0m
- Water temperature
- 27.0℃
特徴
体長11〜40mm、平均約26mmのイボウミウシ。体は楕円形で、背面の地色は灰色 (ときに淡灰色) で粒状の質感をもつ。背面中央には3本の不規則な黒い帯が大きな淡色域を2〜3区画に分け、黒い帯は触角の前方や肛門の後方まで伸びる。白色の結節は淡色域から立ち上がり、円錐形でしばしば単独で並ぶ。中央の結節は背高で多重複合構造になることがある。触角は黒で後方に湾曲して尖り、各葉状板は17〜20枚。腹側は灰色で鰓は暗灰色。足底は淡灰色に白い顆粒状の点が散らばる。口触手は円錐形で先端が尖り、腹側は白く、背側の先端は黒く色付く。分布
熱帯西太平洋 (ミクロネシアからグレートバリアリーフ、オーストラリア)。模式産地はグアム・バイル湾 (水深7m)。種小名の由来
原記載 (Brunckhorst, 1993, p.62) の Etymology 段落は次の通り — "The specific epithet refers to the granular grey patches on the dorsum." 種小名はラテン語 granulatus 「粒状の」に由来し、背面の灰色の粒状斑にちなむ。原記載では granulatus (男性形) で記載されたが、属名 Phyllidiella の女性形に合わせ granulata に修正された。補足
本種は 1993 年の Phyllidiidae 改訂 Records of the Australian Museum, Supplement 16: 1-107 で新種記載された。背面の灰色地に白い円錐形〜尖った多重複合の結節と中央の3本の黒い帯が特徴で、足底にも灰色地に白い顆粒模様が現れる。鮮やかなオレンジの消化腺は本種の食性を反映し、保存標本では消化腺塊もオレンジ色のまま残る。References
- Phyllidiella granulatus n.sp., Brunckhorst D.J. (1993). The systematics and phylogeny of phyllidiid nudibranchs (Doridoidea). Records of the Australian Museum, Supplement 16: 1-107.
- ハイイロイボウミウシ, 小野篤司. (1999). ウミウシガイドブック. TBSブリタニカ.
- ハイイロイボウミウシ, 小野篤司. (2004). 沖縄のウミウシ. ラトルズ.
- ハイイロイボウミウシ, 中野理枝. (2004). 本州のウミウシ. ラトルズ.
季節性
撮影地
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