トトロウミウシ Jorunna cf. pantherina (Angas, 1864)
特徴
体は卵円形で柔軟地色は黄褐色から緑褐色
絨毛状突起で覆われた背面には大小様々な不定形の褐色斑紋を有する
触角は地色と同色で褐色の細点が散らばる
分布
日本補足
本州のウミウシ、沖縄のウミウシで紹介されているミナミヒョウモンウミウシは別種とされたオーストラリア産の Jorunna pantherinaとは別種の可能性がある
また、日本海で記載された「ミナミヒョウモンウミウシ」と太平洋側で採取された個体は別種である可能性が示唆されている。その場合、日本海産がトトロウミウシとなる
References
- トトロウミウシ(新称:トトロ海牛), Shigeo HORI & Hiroshi FUKUDA. (1996). Opisthobranchia of Yamaguchi Prefecture, western Honshu, JapanムPart 1. Species of the Notaspidea, Nudibranchia, endronotacea, Arminacea, and Aeolidacea from the coast of the Japan Sea (1). The Yuriyagai: Journal of the Malacozoological Association of Yamaguchi.
- ミナミヒョウモンウミウシ(新称), Baba, K. 2000. A new records of Jorunna pantherina (Angas, 1864) from the Japan Sea coasts of Middle Japan, with the anatomy of the same species from Kada, Osaka Bay, Pacific coast of Middle Japan. JANOLUS No.102.
- ゴマフビロードウミウシ属の一種 Jorunna sp., 柏尾 翔・川瀬 基弘・鵜飼 普・大矢 美紀・西 浩孝・浅田 要.2021.愛知県南知多町の潮間帯に生息するウミウシ類 I(裸鰓目).なごやの生物多様性,(8):1–22.