コリュフェリナ・ルブロリネアータ Coryphellina rubrolineata O'Donoghue, 1929

コリュフェリナ・ルブロリネアータ Coryphellina rubrolineata

Location
ギリシャ
Date
2019/08/28
Size
??mm
Depth
??m
Water temperature
??℃

特徴

体長は伸長時 12 mm 程度の小〜中型種。地色は半透明〜乳白色で、体側と背面に不透明な白色光輝粉が量を変えて散る。背面正中線と左右の体側線の計 3 本の連続した紫色 (ときに赤紫色) の縦条が頭部から尾部まで通り、本種を特徴づける。紫色の色素は口触手の末端 3 分の 1、触角の頂端、前足角の先端、背側突起にも現れることがある。触角は前面が体地色と同色、後面は不透明な白色〜淡黄色で、密に乳頭状突起が並ぶ (長さは口触手の 1/2〜1/3 程度と短い)。口触手は長く円柱状で、ライラック色の亜先端輪と先端付近の白色光輝粉をもつ。前足角は細長い触手状。背側突起は半透明〜不透明な白色を基部にもち、亜先端帯は赤・紫または橙色を呈し、刺胞嚢領域に橙色の色素がのる。背側突起は 5〜7 列の明瞭な束に並び、第 1 列は最大 8〜12 個。

分布

模式産地は紅海・スエズ。原記載時は紅海周辺から記録されていた。分子系統解析を伴う再記載により、現在「真の」 Coryphellina rubrolineata は紅海とアラビア海に分布が限定されることが示されている。地中海東部にも記録されるが、これはスエズ運河経由のレッセプス移入と解釈されている。インド-西太平洋から長らく本種として記録されてきた個体群は、分子的・形態的に別種を含む種群を形成するため、本種としての扱いから除かれた。

種小名の由来

種小名 rubrolineata はラテン語 ruber (赤) と lineatus (線をもつ) の合成で、背面と体側を縦走する 3 本の赤紫色の縦条にちなむ。

補足

セスジミノウミウシ科 (Flabellinidae) のなかで、本属は触角が乳頭状突起を密に備える点と、近位精嚢が二裂する点で区別される。3 本の縦条はインド-西太平洋に分布する近縁種群とも共通するが、本種では 3 本とも頭部から尾部まで途切れず連続することと、口触手と触角の先端寄りに白色光輝粉が顕著にのる点が組み合わさって他種から識別される。
References
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観察地: ×

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