トラパニア・レムナリオイデス Trapania lemnalioides Smirnoff, Donohoo & Gosliner, 2022

トラパニア・レムナリオイデス Trapania lemnalioides

Location
フィリピン
Date
2006/01/12
Size
4mm
Depth
16.0m
Water temperature
25.0℃

特徴

体長 3〜5 mm のごく小型のフジタウミウシ科の一種。体地色は不透明で、わずかに桃色を帯び、表面はまだらに白色色素の霜降り状の被覆をもつ。触角は全長にわたって均等に幅広く、4〜5 枚の褶葉をもち、先端は尖って特に明瞭な白色を呈する。二重羽状の二次鰓は小型で 3 本に分かれて白色。触角および二次鰓の側方から伸びる側方突起 (extra-rhinophoral 突起と extra-branchial 突起) は中程度の大きさで、特に白色が際立つ。腹足の前縁は側方に延びて細長い付属物となり、体の他部より半透明で、口触手よりわずかに長い。口触手は長く円錐形で、口蓋ともども特に明瞭な白色を呈する。腹足の最後部、背稜上の白色色素は塊状に見える。

分布

フィリピンからのみ知られる。模式産地は Mindoro 島 Puerto Galera の Manila Channel、水深 3〜23 m (2015 年 4 月 13 日採集)。パラタイプも同じくフィリピン Romblon Island 沖の浅海から。

種小名の由来

種小名 lemnalioides は、本種がしばしば共生的に随伴するソフトコーラルのウミトサカ属 (Lemnalia) に外見が酷似することにちなんで命名された。

補足

大型の Lemnalia 属の群体上にしばしば見出され、ソフトコーラルそっくりに擬態している。ただし、ソフトコーラルを直接食しているところは観察されていない。
References

本書に掲載されています

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc. 表紙

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc.

New World Publications

本書には Trapania lemnalioides の解説・写真が掲載されています。

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