テカケラ・メルキィ Thecacera melkyi Pola, Paz-Sedano, Guisado Martín, Warren, Noble & Martín-Hervás, 2026

テカケラ・メルキィ Thecacera melkyi

Location
インドネシア>バリ島>トランバン>スラヤ
Date
2015/05/25
Size
20mm
Depth
25.0m
Water temperature
29.0℃

特徴

体長25 mmに達する。体表は滑らかで、多数の骨片が埋め込まれている。触角は長く、22〜24枚の褶葉を持つ。触角鞘は披針形で大きく発達するが、完全に閉じておらず内側が開いている。鰓は体の前方3分の1付近にあり、6本の多羽状鰓葉が肛門を囲む。鰓の両側に体長の半分ほどに達する円筒形の鰓外突起が発達する。触角の下方には分枝を内蔵する格納式の半円形構造が2つある。

色彩

体地色は乳白色がかったオレンジ色で、背面に黒褐色の斑点がある。鰓の直前に大きな斑点が1つあり、その周囲に3つの小さな斑点(左右各1、触角間に1)がある。体の後方では、鰓外突起の後方から尾端に向かって両側に斑点列が走り、途中でY字形に合流する。触角褶葉、触角鞘、鰓外突起、鰓葉の外側軸は全体が黒褐色。

分布

西太平洋。模式産地は東ティモール、ディリ、タシ・トル湾。インドネシア、日本からも記録がある。

種小名の由来

種小名 melkyi は、東ティモール初のダイビングインストラクターである Melky 氏に献名されたもの。Melky 氏は著者らの調査に同行し、標本の採集を支援した。

補足

フジタウミウシ科(Polyceridae)フジタウミウシ亜科(Polycerinae)に属する。夜間にサンゴ礫や砂底上で観察され、コケムシ類を食べる。同属の T. pikachu に外見が似るが、体色がより乳白色がかり、斑点の配置パターンが異なる。生殖行為は体外に反転する袋状の構造内で行われる。
References

本書に掲載されています

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc. 表紙

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc.

New World Publications

本書には Thecacera melkyi の解説・写真が掲載されています。

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