ハクテンミノウミウシ Samla riwo (Gosliner & Willan, 1991)

ハクテンミノウミウシ Samla riwo

Location
日本>高知>樫西
Date
2016/05/01
Size
??mm
Depth
??m
Water temperature
??℃

特徴

体長は最大 20 mm 程度の小型のミノウミウシ類。生体は半透明の白色を地色とし、背面は不透明な白色の細かなレース状の網目模様で覆われる。これが本種を近縁種から区別する最も顕著な外見的特徴。
口触手の大半は不透明な白色で、頭部との接合部付近の基部のみ半透明の白色。触角は柄の基部が半透明の白色、薄板部分が鈍い桃色から薄橙色、頂端は半透明の白色。背側突起の基部は半透明の白色か不透明な白色で、半透明のときは内部の乳白色で先端が裂片状の消化腺が透けて見える。背側突起の頂部寄りは不透明な白色で、各突起の中央〜末端寄りには幅広い紫色の輪が走る。
体は細長く、背面は高く滑らかな丸みを帯びる。口触手は触角の約 3 倍の長さで、基部は円柱状、末端 3 分の 1 は左右に著しく扁平化してパドル状を呈する。触角は櫛歯状で 16〜22 枚の薄板が密に並ぶ。前足角は短く触手状で後方に巻き込む。背側突起は左右に 3〜6 個の柄状の束として並び、各柄には 1〜4 本の背側突起が含まれる。

分布

模式産地はパプアニューギニア・マダン・Cement Mixer Reef (水深 3 m)。原記載時はパプアニューギニア北岸、インドネシア・スラウェシ島マナド、沖縄、マダガスカル北東岸から記録されていた。

種小名の由来

種小名 riwo は、模式産地に近いパプアニューギニア・マダン北方約 15 km の Riwo 村にちなむ。

和名の由来

背面に散在する淡い色の微小斑にちなむ。

補足

触角が櫛歯状という共通形質をもつ Samla bicolor とは、体上の不透明白色がレース状の網目をなすこと (S. bicolor では粉末状)、背側突起の輪が橙色ではなく青みがかった紫色である点で外見的に容易に区別される。
References

本書に掲載されています

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc. 表紙

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc.

New World Publications

本書には Samla riwo の解説・写真が掲載されています。

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