アミダイロウミウシ Hypselodoris iacula Gosliner & R. F. Johnson, 1999
- Location
- 日本>沖縄>沖縄本島(本部・北部エリア)>石切(安和)
- Date
- 2011/12/28
- Size
- 40mm
- Depth
- 18.0m
- Water temperature
- 22.0℃
特徴
体長は中型クラスのアオウミウシ属で、生体の地色はピンクがかった白色。外套膜縁には厚みのあるホタテ貝状の橙色帯があり、不透明な白色斑で途切れる。橙帯に沿った縁下には紫色の斑点が点在する。触角と鰓の基部の周囲には細い紫色の輪が走る。背面の残部は不透明な白色の精緻な網目状模様で覆われ、この模様は腹足背面・体側にもそのまま続く。外套膜は体側を覆って張り出す。細い触角と 11 葉の単羽状鰓は明るい橙色で、鰓軸に沿って濃橙色の色素線が走る。触角の直後には半透明の明色域があり、眼が透けて見える。分布
模式産地はフィリピン・ルソン島・バランガス湾の Sepok Point (水深 15 m)。原記載時はフィリピンとインドネシア・バリ島から記録されていた。種小名の由来
種小名 iacula はラテン語で「投網」を意味し、本種の背面に走る精緻な網目模様にちなむ。補足
Hypselodoris purpureomaculosa と最も近縁。本種は体地色がピンクがかり不透明白色の網目模様と紫色の斑点・輪が顕著であるのに対し、H. purpureomaculosa はワイン赤色の斑紋を伴い白色網目模様や紫色斑点を欠く点で外見的に区別される。References
- Hypselodoris iacula sp. nov., Gosliner T.M. & Johnson R.F. (1999). Phylogeny of Hypselodoris (Nudibranchia: Chromodorididae) with a review of the monophyletic clade of Indo-Pacific species, including descriptions of twelve new species. Zoological Journal of the Linnean Society. 125: 1-114. https://doi.org/10.1111/j.1096-3642.1999.tb00585.x
- ヒプセロドリス・イアクラ, 殿塚孝昌. (2003). ウミウシガイドブック〈3〉. TBSブリタニカ.
- Hypselodoris iacula, Johnson R.F. & Gosliner T.M. (2012). Traditional taxonomic groupings mask evolutionary history: a molecular phylogeny and new classification of the chromodorid nudibranchs. PLoS ONE 7(4): e33479.
- Hypselodoris iacula, Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2015). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific. New World Pubns Inc.
- アミダイロウミウシ(新称), 中野理枝. (2018). 日本のウミウシ. 文一総合出版.
本書に掲載されています
中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版.
文一総合出版
本書には Hypselodoris iacula の解説・写真が掲載されています。
Amazon で本書を見る PR (Amazon アソシエイト)季節性
撮影地
撮影地を読み込み中...
アミダイロウミウシの写真
タグ: