アオウミウシ Hypselodoris festiva (A. Adams, 1861)

アオウミウシ Hypselodoris festiva

Location
日本>神奈川>葉山>権太郎岩
Date
Size
20mm
Depth
8.0m
Water temperature
20.0℃

アオウミウシとは

日本沿岸で最もよく見られる青色のウミウシ。鮮やかな青地に黄色い縦線と斑紋、橙色の触角を持ち、岩礁の海綿上で観察される。体長は 30 mm 前後。

特徴

体地色は鮮やかな青色で、外套膜の縁は黄色く縁取られる。背面の正中線上に1本の黄色い縦線が走り、その両側にも黄色の斑点や短い線が並ぶ。これらの黄色斑紋は点状・線状・破線状と変異が大きく、まれにほとんど欠く個体や、黒色斑紋が不規則に加わる個体も見られる。触角は橙色、二次鰓は白色で軸の部分が橙色を帯びる。体長は30mm前後に達する。

分布

模式産地は対馬海峡の対馬。日本(本州・四国・九州)、韓国、香港、台湾など東アジア沿岸に分布する。日本国内では北は青森県浅虫から南は九州まで広く記録されている。

種小名の由来

種小名 festiva はラテン語で「祝祭の」「華やかな」を意味する形容詞で、青地に黄色い線と斑紋が映える祝祭的な体色にちなむ。

補足

属内の他種と同じく海綿を食べ、特に Dysidea 属の海綿を主要な餌とすることが知られる。日本沿岸のごく身近な代表種で、潮間帯から浅海の岩礁・転石域で四季を通じて観察される。
References

本書に掲載されています

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版. 表紙

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版.

文一総合出版

本書には Hypselodoris festiva の解説・写真が掲載されています。

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