エレガントヒオドシウミウシ Halgerda elegans Bergh, 1905
特徴
生体は 1899 年 2 月 12 日にバンダ海の活火山島グヌン・アピ沖約 2.5 海里 (Siboga 探検航海ステーション 310) で採集された 1 個体に基づき、生時に描画後ホルマリンで保存された。生時の体長 13 mm、体幅 6 mm。背面の地色は淡い緑灰色で、背面を縦走する稜は黄色、背面には黒色の横線が走り、外套縁にも黒色の小斑が散らばる。触角と鰓は黒色を帯びる。固定標本は体長 13 mm、体幅 8 mm、体高 6 mm。地色は乳白色で、背面には散在する小斑と短線、触角と鰓の中軸は黒色。背面には円形の結節が 3 列に並び、中央列 1 列と左右の側列 1 対、外套縁に小型のものが追加される。結節は低い稜で結ばれ、背面はやや不明瞭ながら格子状の区画に分かれる。鰓開口部の縁は平滑で、6 葉の鰓をもつ。
原記載 (Bergh 1905) では同一採集地から得られた変種個体も記載され、生時の地色は同様に緑灰色だが、黄色の稜に代わりやや大型の黄色斑と小型の黒色短線が並んでいた。
分布
模式産地はインドネシア・バンダ海のグヌン・アピ沖約 2.5 海里 (Siboga 探検航海ステーション 310、1899 年 2 月 12 日採集)。インド-西太平洋に分布する。種小名の由来
種小名 elegans はラテン語で「優美な、洗練された」を意味する形容詞。淡緑地に黄色の稜が幾何学的に走る美しい配色にちなむ。補足
原記載 (Bergh 1905) は新種として記載したもので、現在も Halgerda elegans として通用している。Bergh は本属の分類体系上の位置を「きわめて疑問が残る」とし、当時知られていた本属 5 種 (H. formosa Bgh.、H. elegans Bgh. n. sp.、H. rubra Bgh. n. sp.、H. Willeyi Eliot、H. Wasinensis Eliot) を列挙した。References
- Halgerda elegans Bgh. n. sp., Bergh R. (1905). Die Opisthobranchiata der Siboga-expedition. https://doi.org/10.5962/bhl.title.11223
- ハルゲルダ・アルボクリスタタ, 殿塚孝昌. (2003). ウミウシガイドブック〈3〉. TBSブリタニカ.
季節性
撮影地
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