ソヨカゼイロウミウシ Hypselodoris zephyra Gosliner & R. F. Johnson, 1999

ソヨカゼイロウミウシ Hypselodoris zephyra

Location
インドネシア>バリ島>トランバン>スラヤ
Date
2015/11/15
Size
12mm
Depth
3.0m
Water temperature
30.0℃

特徴

体長 6〜25 mm の小〜中型のアオウミウシ属。生体は伸長し、外套膜縁は腹足の外側に小さな庇のように張り出す。体地色は白色。外套膜には平行に走る数本の黒色線があり、それらの大半は体軸に対して平行であるが、外套膜の正中線両側で 2〜3 対の線が前方で合流して砂時計型の模様を成し、触角と鰓の周囲では再び発散する。1 本の黒色線が外套膜の周縁を一周するが、後縁で 1 か所、前縁で 2 か所途切れる。これらの黒色線の間には黄色の斑紋が散在する。鰓と触角の周囲には黒色線も黄色斑紋もない。外套膜上には灰色〜紫色の斑紋が外套膜の後縁、触角の外側、頭部前端に多く見られる。腹足の縁には太い紫色線、背正中部にも明瞭な黒色線が走る。触角は暗橙色で先端は白色。鰓葉は 6〜7 葉の単羽状で触角と同じ暗橙色、鰓軸沿いはより濃色。

分布

模式産地はパプアニューギニア・マダンの Rasch Pass (水深 15 m)。原記載時は西〜中部太平洋熱帯域 (オーストラリア、インドネシア、パプアニューギニア、フィリピン、フィジー、ソサエティ諸島、水深 0〜40 m) から記録されていた。

種小名の由来

種小名 zephyra はラテン語の zephyrus (西から吹く暖かい風、西風) に由来し、本種が熱帯西太平洋に分布することにちなむ。

和名の由来

種小名 zephyra (そよ風の意) にちなむ。

補足

外見は Hypselodoris nigrostriata に類似する。両種とも黄色色素を伴う黒色線をもつが、本種では黒色線が概ね平行に走るのに対し、H. nigrostriata では交差し合い、本種の黄色色素はより濃い点で外見的に区別される。
References
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