アワキヌハダウミウシ Gymnodoris bernardae De Souza-Canal & Valdés, 2025
- Location
- 日本>沖縄>沖縄本島(本部・北部エリア)>石切(安和)
- Date
- 2024/05/08
- Size
- 20mm
- Depth
- 15.0m
- Water temperature
- 23.0℃
特徴
体は細長く滑らかで、多数の小さな円錐形の結節に覆われる。前方には小さな結節を 4 つ持つ狭い口膜があり、頭部直後では前向きの突起を形成する。背縁は明瞭でなく、口膜は触角の後方で背面と融合する。体色は半透明の汚れた白色で、不透明な白色の網目模様が広がり、結節は黄橙色。足の後端も同じ色調をもつ。触角は球根状で 9 枚の褶葉を備え、不透明な白色。鰓は 9 枚の小さな二羽状葉が肛門の前方に一列に並ぶ。口触手はない。分布
ニューカレドニア固有種と考えられ、現在は模式産地であるニューカレドニア北部 Koumac(水深 10 m)のみから知られる。種小名の由来
De Souza-Canal & Valdés(2025)の記載によると、種小名 bernardae は Koumac 調査隊で教育・普及プログラムを率い、生物多様性の価値を地域社会と広く共有することの重要性を発信した Carole Bernard 氏への献名。補足
外部形態は同じクレードに属する G. feyae や G. striata と大きく異なる。これらが体表に縦の隆起をもつのに対し、本種は隆起をもたず円錐形の小結節に覆われる。既存のウミウシ図鑑類(Yonow 2008、Gosliner et al. 2018、Nakano 2018、Knutson & Gosliner 2022)にはこれに似た種は見当たらない。和名の由来
本種の採取地、名護市安和に因む。References
- Gymnodoris bernardae, Knutson V.L. & Gosliner T.M. (2022). The first phylogenetic and species delimitation study of the nudibranch genus Gymnodoris reveals high species diversity (Gastropoda: Nudibranchia). Molecular Phylogenetics and Evolution. 171: 107470. https://doi.org/10.1016/j.ympev.2022.107470
- Gymnodoris bernardae De Souza-Canal & Valdés sp. nov., SOUZA-CANAL J.D. & VALDÉS Á. (2025). The genus Gymnodoris Stimpson, 1855 (Mollusca, Nudibranchia) in New Caledonia, with descriptions of eleven new species. Zootaxa. 5710(1): 1-73. https://doi.org/10.11646/zootaxa.5710.1.1
- アワキヌハダウミウシ(新称), 今川郁. (2026). 沖縄のウミウシ: DNA解析による最新の分類図鑑1089種. 誠文堂新光社.
本書に掲載されています
今川郁. (2026). 沖縄のウミウシ: DNA解析による最新の分類図鑑1089種. 誠文堂新光社.
誠文堂新光社
本書には Gymnodoris bernardae の解説・写真が掲載されています。
Amazon で本書を見る PR (Amazon アソシエイト)