アカツブイロウミウシ Diversidoris aurantionodulosa Rudman, 1987
- Location
- 日本>沖縄>沖縄本島(恩納村・読谷村エリア)>ホーシュー
- Date
- 2011/01/14
- Size
- 12mm
- Depth
- 6.0m
- Water temperature
- 20.0℃
特徴
外套膜は細長い卵形で、両側に幅広い裾が縦の襞をなして波打つ。地色は半透明の白色で、外套膜全体 (縁付近を除く) に大きさの異なる橙色の小斑が散らばる。各橙色斑は背面のやや盛り上がった白色の円錐状結節の上に位置し、不透明な白色の輪で囲まれる。最外周には細い橙色の縁取り線がある。触角は柄部と棍部下半分が半透明白色、上半分が橙色。二次鰓は単羽状で半透明白色、軸の外側中央に橙色の縦線、先端の小羽の縁が橙色。腹足の後端は橙色。東オーストラリア産個体は中央部に薄い桃色を帯びる (餌に由来する可能性)。原記載個体は生体時 25 mm (タンザニア・ホロタイプ)、オーストラリア産 9-18 mm、香港の幼体 3.5-6 mm。分布
模式産地はタンザニア・ダルエスサラーム港北側の Ocean Rd Beach (潮間帯、海綿上、1973 年 8 月採集)。広域分布種で、東アフリカ (タンザニア)、東オーストラリア (NSW Julian Rocks、南部クイーンズランド Moreton 島・Pt Lookout)、香港、日本、南アフリカから記録される。種小名の由来
種小名 aurantionodulosa はラテン語の aurantium (橙色) + nodulosus (小結節をもつ) の合成で、「橙色の小結節をもつ」の意。属名 Diversidoris (原記載で新設) はラテン語 diversus (異なる) に由来し、他の Chromodorididae と区別される独自性をもつ属の意 (本種は本属の type species)。補足
桃色の海綿を捕食する。橙色斑をもつ Chromodorididae の中では結節パターン + 波打つ橙色縁取りの組み合わせが本種固有。配色がもっとも近い Noumea nivalis Baba, 1937 とは、Noumea nivalis では橙色が二次鰓先端のみに現れ (各鰓葉外側中央線にはない)、体形がより細長い点で区別される。References
- Diversidoris aurantionodulosa, Johnson R.F. & Gosliner T.M. (2012). Traditional taxonomic groupings mask evolutionary history: a molecular phylogeny and new classification of the chromodorid nudibranchs. PLoS ONE 7(4): e33479.
- Diversidoris aurantionodulosa, Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2015). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific. New World Pubns Inc.
- アカツブイロウミウシ(新称), 中野理枝. (2018). 日本のウミウシ. 文一総合出版.
本書に掲載されています
中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版.
文一総合出版
本書には Diversidoris aurantionodulosa の解説・写真が掲載されています。
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撮影地
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アカツブイロウミウシの写真
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