ガーベラミノウミウシ Sakuraeolis gerberina Y. Hirano, 1999

ガーベラミノウミウシ Sakuraeolis gerberina

Location
日本>東京>伊豆大島>野田浜
Date
2016/07/02
Size
15mm
Depth
8.0m
Water temperature
21.0℃

特徴

体長は最大 64 mm。体地色は半透明の白色で、淡桃色の内臓塊が体表越しに透けて見える。触角口触手はいずれも平滑で、先端部分が不透明な白色になる。口触手は触角より太くやや長い。背側突起は普段は円柱状で先端だけが小さく尖るが、刺激を受けると槍状に変化する。背側突起の中の中腸腺は赤橙色から黄橙色で、半透明の体壁を通して透けて見える。各突起の先端寄りには幅広い不透明白色のリング状の表皮色素帯があり、これが本種の最も目立つ識別点となる。顎は赤橙色で、半透明の体表越しに観察できる。

分布

日本固有種で、模式産地は千葉県・小湊 (北緯 35°07′・東経 140°11′、房総半島)。原記載時は相模湾、北海道・余市、岩手県・大槌、瀬戸内海・向島などからも記録されていた。

種小名の由来

種小名 gerberina は、キク科の花ガーベラ (Gerbera) に由来する。

補足

センナリウミヒドラ Solanderia misakiensis を餌とし、潮通しの良い場所や波当たりの強い場所に発達するこのヒドロ虫の群体上で生活して、ポリプを摂食しつつ同じ群体上に産卵する。卵塊は薄い白色の波打つコイル状で、卵は径 80〜90 µm。平野 1999 が Baba 標本 17 個体を再検討し、15 個体が本種、2 個体が Sakuraeolis sakuracea であって、いずれも Sakuraeolis modesta とは別種であることを示した。
References
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学術データベース

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