ツユクサイロウミウシ Thorunna punicea (Rudman, 1995)

Thorunna punicea

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特徴

体長は生時で 12 mm 程度の小型種。外套膜は青みがかった紫色で、触角の間の前方部にやや桃色を帯びる。外套膜の最外縁には細い不透明白色線が走る。触角の柄は暗赤色で、その色は棍部の基部にも拡散する。棍部の残り部分は黄色で、上部数枚の薄板のみが紫赤色。触角先端の小さな突起は半透明。鰓は単純で半透明、やや黄色を帯び、外縁は基部半が橙、上部半が赤、内縁は全長にわたり赤に縁取られる。後方 2 葉は他より小さい。鰓葉は這行時に振動する。外套膜は前後にやや細長い卵形で、全体としてヘラ状の体形をもつ。外套腺は生体・固定標本いずれでも明瞭には確認できない。

分布

模式産地はニューカレドニア北西部 Passe de Koumac の水路 (水深 66〜87 m、貝殻砂泥への浚渫、1993 年 10 月)。後年、マダガスカル、パプアニューギニア、日本からも記録されている。

種小名の由来

種小名 punicea はラテン語で「桃色の」を意味し、外套膜の体色にちなむ。

和名の由来

青紫色の体色を露草色 (ツユクサイロ) に見立てたもの。

補足

原記載属は Hypselodoris だったが、生殖系・振動する鰓・外套腺の欠如が Thorunna の特徴と一致することから、後年の系統解析を経て Thorunna 属に移された。モーリシャス産の Chromodoris rosans と外見的にほぼ同一であると指摘されている。
References
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