シラウメウミウシ Chromodoris nona (Baba, 1953)
特徴
体地色は半透明の白色で、外套膜の縁は不透明な白色で縁取られる。外套膜の周縁部には不透明白色の斑点が点在する。触角と二次鰓は橙黄色から黄色を呈する。体長は約 25 mm に達する。分布
模式産地は相模湾沖の天田場 (水深 80 m)。原記載時は模式産地のみから記録されていた。現時点では日本近海と香港から記録される。種小名の由来
種小名 nona はマレー語で「お嬢さん」を意味する語に由来する。ラテン語の nonus (第九) に由来するとの解釈は誤りで、原記載に従えばマレー語起源である。補足
馬場 1953 が Glossodoris nona として記載した種で、外套膜縁の不透明白色斑と橙黄色の触角・鰓の組み合わせで容易に識別される。現在はイロウミウシ科の分子系統再編に伴い Chromodoris 属に置かれている。References
- Glossodoris nona BABA n. sp. Shiraume-umiushi (new name), Baba K. (1953). THREE NEW SPECIES AND TWO NEW RECORDS OF THE GENUS GLOSSODORIS FROM JAPAN. Publications of the Seto Marine Biological Laboratory. 3(2): 205-211. https://doi.org/10.5134/174468
- シラウメウミウシ, 益田一. (1999). 海洋生物ガイドブック. 第2刷. 東海大学出版会.
- シラウメウミウシ, 鈴木敬宇. (2000). ウミウシガイドブック〈2〉. TBSブリタニカ.
- シラウメウミウシ, 中野理枝. (2004). 本州のウミウシ. ラトルズ.
- Chromodoris nona, Johnson R.F. & Gosliner T.M. (2012). Traditional taxonomic groupings mask evolutionary history: a molecular phylogeny and new classification of the chromodorid nudibranchs. PLoS ONE 7(4): e33479.