ヴェリコラ・アンフォレラ Vellicolla amphorella (A. Adams, 1862)

ヴェリコラ・アンフォレラ Vellicolla amphorella

Location
日本>沖縄>宮古島>砂丘伝説
Date
2024/08/10
Size
8mm
Depth
12.0m
Water temperature
28.0℃

ヴェリコラ・アンフォレラとは

殻長 1.5〜3.5 mm の小型のブドウガイ類。 淡い紫から赤みのある体に、 外套膜に赤い線や白い斑点が散る、 インド・西太平洋の小型種。

特徴

殻は中央で最も広い卵形で、 上唇・下唇とも殻末より突出する。 下唇はわずかにねじれて先細りになり、 上唇は丸みを帯びる。 臍孔があり、 殻色は半透明で白〜黄褐色。
動物は淡紫色から赤みがかった色で、 頭楯と外套葉に不透明な白点が散らばる。 外套膜には鮮やかな赤い線や点、 白い斑やロゼット状の模様が現れる。 頭楯は前縁中央が深く凹み、 後方は二葉状で左右によく離れる。 眼は頸部にあり、 頭楯の小葉の後ろに位置する。

分布

インド・西太平洋。 原記載時は中国・山東省「Lo-Shan-Kow」(おそらく旅順、 殻長約 3.5 mm の syntype) から知られていた。 Oskars et al. (2019) はフィリピン・パングラオ島で殻長約 1.1 mm の生体を観察・図示している。

種小名の由来

種小名 amphorella はラテン語の amphora (両耳付きの古代の壺「アンフォラ」) の指小形で「小さなアンフォラ」 を意味し、 殻のずんぐりした壺のような形態に由来する。

補足

当サイトでは長らく「ブドウガイ科の一種 11」 として暫定的に扱われていたが、 Oskars et al. (2019) の分子系統解析を踏まえて本種と同定された。
References

本書に掲載されています

小野篤司 & 加藤昌一. (2020). 新版 ウミウシ. 誠文堂新光社. 表紙

小野篤司 & 加藤昌一. (2020). 新版 ウミウシ. 誠文堂新光社.

誠文堂新光社

本書には Vellicolla amphorella の解説・写真が掲載されています。

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