オオバンハナガサウミウシ Tritonia tetraquetra (Pallas, 1788)

オオバンハナガサウミウシ Tritonia tetraquetra

Location
日本>北海道>知床>幌別
Date
2023/02/27
Size
??mm
Depth
3.0m
Water temperature
??℃

オオバンハナガサウミウシとは

北太平洋の冷温帯海域に分布する大型のフサウミウシで、半透明白色〜濃い赤色まで変異の幅が広い体色と、足の縁を縁取る細い不透明白線で見分ける。

特徴

体長は最大 215 mm 前後に達する大型種。地色は半透明の白色からピンク、濃い赤色まで個体差が大きい。足は背面よりも広く、足・背面・触角鞘口幕の縁には細い不透明な白線が走る。口幕には 12〜16 本の細長い突起が並ぶ。

分布

原記載時は千島列島周辺で得られた個体に基づき記載された。その後は北西太平洋(カムチャツカ半島から千島・北海道沿岸)から北東太平洋(アラスカからピュージェット湾までの北米西海岸)まで広く記録されている。

種小名の由来

種小名 tetraquetra はラテン語の tetra-(4)と quetrus(角のある)の合成で、「四角い」「四つ角の」の意。体の断面形状にちなむとされる。

補足

軟体サンゴやウミエラ類を主な餌とする。神経科学の分野では Tritonia diomedea の名で逃避遊泳行動や学習・記憶のモデル生物として広く研究されてきたが、T. diomedea は本種のジュニアシノニムとされている。
References

本書に掲載されています

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版. 表紙

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版.

文一総合出版

本書には Tritonia tetraquetra の解説・写真が掲載されています。

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