ミドリアマモウミウシ Placida babai Ev. Marcus, 1982

ミドリアマモウミウシ Placida babai

Location
日本>神奈川>城ヶ島>岩骨
Date
2019/04/04
Size
8mm
Depth
10.0m
Water temperature
15.0℃

特徴

体地色は半透明の緑色で、体内を走る緑色の消化腺が透けて全身が緑色に見える。背側突起は細長い紡錘形で、先端寄りに白色の細点が集中する。触角は細長く、外側に縦溝が走る。体長は最大 12 mm ほど。緑藻のミル類およびハネモ類を食べ、藻体上で見つかる。

分布

模式産地は日本。日本各地の沿岸、日本海ロシア側、黄海から記録される。

種小名の由来

種小名 babai は、日本の後鰓類研究を主導した馬場菊太郎博士への献名。馬場博士は本種に相当する日本産材料を長年にわたり北大西洋産の Placida dendritica として記録していたが、Marcus は 1982 年の Ascoglossa 属概観論文で太平洋産の本群を別種と認め、馬場博士の長年の業績にちなんで babai と命名した。

補足

本種は長らく北大西洋産の Placida dendritica と同種とされてきたが、Marcus による別種化を経て、Chichvarkhin et al. 2016 が日本海ロシア沿岸産材料を本種として再同定した。Placida dendritica 種群は世界各地に隠蔽種が含まれる種複合体と考えられており、サミドリモウミウシ Placida daguilarensis もその一つとして分離された種である。和名「ミドリアマモウミウシ」は本種記載以前から日本の図鑑で本群に対して用いられてきた呼称。
References
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学術データベース

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