アミメイバラウミウシ Ceratodoris nakanoae (Paz-Sedano & Pola, 2021)

アミメイバラウミウシ Ceratodoris nakanoae

Location
日本>静岡>雲見>牛着岩
Date
2018/12/03
Size
10mm
Depth
12.0m
Water temperature
20.0℃

アミメイバラウミウシとは

背面に細い白色の線が網目状に走る、体長 8 mm 程度の小型のウミウシ。 体地色は淡褐色〜オレンジ色で、 外套縁にも棒状の突起が並ぶ。

特徴

体長は 8 mm 程度。 体地色は淡い褐色〜オレンジ色で、 背面・側面・足には白色の細い線が網目状に密に走る。 外套縁には片側 8 本ずつ計 16 本の長い棒状突起が並び、 触角の前後と鰓の周囲に集中する。 背面正中にも 1 本同様の突起を持つ。 触角は非収納性で長く細く、 約 20 枚の薄葉が中央付近に集中する。 鰓は三羽状の枝が 6 本あり、 肛門を囲む半円状に配置。 口触手は両側に 1 対あり細長い。 突起・触角・鰓は半透明の褐色で白い斑点が散在し、 突起や鰓葉の基部には白い斑がある。

分布

模式産地は高知県井細地、 水深 13 m。 原記載 (2021) では模式産地に加え、 過去に Okenia sp. として図示されてきた仏領ポリネシア・マルキーズ諸島の個体 (Gosliner et al. 2015, 2018) や、 神奈川〜高知の太平洋岸の日本産個体 (Debelius & Kuiter 2007、 中野 2018) も本種に含まれることが示された。

種小名の由来

日本の裸鰓類研究に大きく貢献した中野理枝氏への献名。

補足

背面に細い白色線が網目状に走る似た種に Okenia pellucida (白地に褐色線) や Okenia purpureolineata (紫地に濃紫線) があるが、 本種は淡褐色〜オレンジ地に白線の組み合わせ、 および背面正中の突起が 1 本のみ (他種は 4-7 本) であることで明瞭に区別される。
References

本書に掲載されています

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版. 表紙

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版.

文一総合出版

本書には Ceratodoris nakanoae の解説・写真が掲載されています。

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