ゴマフミノウミウシ Herviella affinis Baba, 1960
特徴
体長 6-15 mm のミノウミウシ類。頭触手と触角は長く単純で、足前角は丸い。背側突起は細く紡錘形で各側 5-6 列の斜行列に並び、各突起先端に刺胞嚢をもつ。体地色は黄白色。体全体に黒点が密に散る(Herviella yatsui と同様)。触角上半はクロム黄色(yatsui では不透明白色)。各背側突起の亜頂部にはっきりしたオレンジ色の環がある(yatsui では黒色)。背側突起内部の肝臓脈はかすかに黄色。Herviella yatsui とは次の 3 点で識別される:(1) 頭触手の下半は yatsui では黒く頭部に U 字紋を形成するが、本種では黒くない、(2) 触角上半は yatsui が不透明白色に対し本種はクロム黄色、(3) 背側突起亜頂部帯は yatsui が黒色に対し本種はオレンジ色。分布
模式産地は大阪湾・加太。追加産地として富山湾・虻ヶ島(浅海)、富山湾・小木(浅海)からも記録される。種小名の由来
種小名 affinis はラテン語で「近縁の・隣接した」を意味し、本種の体型が Herviella yatsui に近縁であることにちなむ。補足
Herviella 属は Cratena yatsui を基準種として確立された属で、本種は同属 2 番目の種。References