トヤマモウミウシ Aplysiopsis toyamana (Baba, 1959)

トヤマモウミウシ Aplysiopsis toyamana

Location
日本>静岡>大瀬崎>門下
Date
2013/06/07
Size
13mm
Depth
2.0m
Water temperature
19.0℃

特徴

体長 7 mm の小型嚢舌類。触角は耳状、口触手は葉状、足前角は丸い。背側突起は各側約 13 列の斜行列に各 2-3 個並ぶ。突起内面の脈状静脈は弱く分岐が少ない(近縁の Aplysiopsis orientalis ほど密でない)。体地色は黄白色。頭部背面正中に黒色縦帯(orientalis は褐色帯)があり、触角前縁に沿って前方へ続く。帯は後方で不明瞭になるが背面を後方へ延びる。背側突起は先端が黒く草緑色。各突起の外面には先端から斜めに走る 1 対の褐色帯が入ることが多い。外面正中には不透明白色縦線があり、突起内面の分岐脈も不透明白色。触角に不透明白色縦線。足底は黄白色で 2 本の縦黒帯(orientalis は褐色帯)。

分布

模式産地は富山湾・虻ヶ島。追加産地として富山湾・雨晴、福井県・目間からも記録される。後年、本州と沖縄の糸状緑藻嚢舌目の一員として再記録された。

種小名の由来

種小名 toyamana は模式産地・副模式産地ともに富山湾内に集中することから、地名「富山(湾)」に基づく形容詞形と考えられる。

補足

原記載時の組み合わせは Hermaeina (Hermaeina) toyamanaHermaeina Trinchese, 1874 は Aplysiopsis の新参シノニムとされる。本種は Aplysiopsis orientalis からの暫定的な分離種として扱われ、突起内面の脈の弱さと体色の細部による識別とされている。
References

本書に掲載されています

小野篤司 & 加藤昌一. (2020). 新版 ウミウシ. 誠文堂新光社. 表紙

小野篤司 & 加藤昌一. (2020). 新版 ウミウシ. 誠文堂新光社.

誠文堂新光社

本書には Aplysiopsis toyamana の解説・写真が掲載されています。

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