トラパニア・レティクラータ Trapania reticulata Rudman, 1987

トラパニア・レティクラータ Trapania reticulata

Location
インドネシア>バリ島>トランバン>沈船ポイント(リバティー)
Date
2015/11/15
Size
5mm
Depth
19.0m
Water temperature
30.0℃

特徴

体地色は半透明の褐色で、体表全体に暗褐色の細い網目模様が走る。網目の各区画はほぼ全面が大きな黄色斑で埋まっている。触角は柄部が褐色で黄色の小斑があり、棍部の薄板は半透明褐色で各葉の縁が暗褐色、先端は白っぽい。二次鰓は半透明で縁が褐色、黄色の小斑が散らばる。触角・二次鰓を挟む側方突起は属レベル形質。原記載個体は生体時 18 mm。

分布

模式産地はオーストラリア・グレートバリアリーフの Blue Hole Reef (21°12′S, 152°20′E、水深 12-14 m、1985 年採集)。原記載 (Rudman, 1987) ではグレートバリアリーフ産の単一個体に基づき、クイーンズランドのみから知られていた。後年の観察ではインドネシア等にも分布が広がる。

種小名の由来

種小名 reticulata はラテン語の reticulum (網) から派生した「網目状の」を意味する形容詞。本種の背面を覆う網目状の褐色斑にちなむ命名。

補足

原記載は Rudman 1987 の Trapania 属 revision (グレートバリアリーフ産 1 個体に基づく)。網目状の褐色模様と各区画を埋める黄色斑の組み合わせは属内で本種の固有形質。ブラジル産の Trapania maringa Marcus, 1957 も「不規則な暗褐色網状色素」をもつが体形が異なる。歯舌歯の形態は欧州の Trapania fusca、Trapania graeffei、Trapania tartanella、および同論文記載の Trapania darvelli (香港) と類似するが、配色がまったく異なるため外見では即座に識別できる。Trapania 属は海綿コケムシヒドロ虫の混合群体上に着生する内肛動物 (entoproct, Loxosomatidae 等) を主な餌とする。
References
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観察地: ×

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