ソライロミドリガイ Thuridilla lineolata (Bergh, 1905)
特徴
体長 4.5〜10 mm のミドリガイ類の小型種。生時は鮮やかな色彩をもち、側足は青色でその内縁・外縁とも赤色、頭部は青色、触角の先端は赤色を呈する。固定標本では頭部が白色、上面 (背と広げた側足) は黒灰色で、側足の縁は白色、その内側に黒色線が走る。前足前縁は黒色線で縁取られ、足底全体は灰色で黒色帯に縁取られる。触角は中央に黒色の横帯をもち、しばしば先端にも同様の小帯を有する。背・側足・足底に走る黒色の縦線パターンが同属他種との外見的識別ポイント。分布
模式産地はインドネシア・セラヤル島沖の礁 (Siboga 探検航海ステーション 213)。インド-西太平洋のサンゴ礁域に広く分布する。種小名の由来
種小名 lineolata はラテン語 lineola「細い線」+ -atus「〜を持つ」の合成で「細い線をもつ」を意味する。背・側足・足底に走る黒色の縦線にちなむ descriptive epithet。補足
原記載は Elysia? lineolata として、属への帰属に疑問符を付して記載された。後に Thuridilla 属へ移され現組合せが確立した (著者表記の括弧書きはこの属移動を示す)。References
- Elysia? lineolata Bgh. n. sp., Bergh R. (1905). Die Opisthobranchiata der Siboga-expedition. https://doi.org/10.5962/bhl.title.11223
- ツリディラ・リネオラータ, 殿塚孝昌. (2003). ウミウシガイドブック〈3〉. TBSブリタニカ.
- Thuridilla lineolata, Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc.
- ソライロミドリガイ(新称), 中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版.
本書に掲載されています
中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版.
文一総合出版
本書には Thuridilla lineolata の解説・写真が掲載されています。
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