トウヨウキセワタ Spinoaglaja orientalis (Baba, 1949)
特徴
体地色は黒褐色や赤褐色、黄土色と変異に富む。体表全体に白色の細点が散在するが、その多さや密度には個体差がある。
頭楯の前部と後部に黄色の横線がある。それが側足側まで伸び、連続した模様に見える
黄色線の周囲は白色になり、その周囲は暗色になる。
外套楯の後端にも同様の黄色の縦線がある。
模式産地は日本。
以前は Aglaja属に置かれていた。
30mmに達する。
分布
インド洋、西太平洋補足
Philinopsis属からSpinoaglaja属へと変更されたReferences
- トウヨウキセワタ(新稱), 生物學御研究所編. (1949). 相模湾産後鰓類図譜.
- トウヨウキセワタ, 高岡高等学校生物研究会(編). (1964). 富山湾産後鰓類図譜.
- トウヨウキセワタ, 小野 篤司. (2004). 沖縄のウミウシ.
- トウヨウキセワタ, 中野 理枝. (2004). 本州のウミウシ.
- トウヨウキセワタ, 小野 篤司, 加藤 昌一. (2009). ウミウシ.
- Philinopsis orientalis, Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2015). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific. New World Pubns Inc.
- Andrea Zamora-Silva and Manuel António E. Malaquias Molecular phylogeny of the Aglajidae head-shield sea slugs (Heterobranchia: Cephalaspidea): new evolutionary lineages revealed and proposal of a new classification Zoological Journal of the Linnean Society, 2017
- トウヨウキセワタ, 小野 篤司, 加藤 昌一. (2020). 新版 ウミウシ.