マーフィドーリス・プンクティキュラータ Murphydoris puncticulata Paz-Sedano, Smirnoff, Candás, Gosliner & Pola, 2022

マーフィドーリス・プンクティキュラータ Murphydoris puncticulata

Location
インドネシア>バリ島>トランバン>ミナポイント
Date
2017/03/09
Size
7mm
Depth
10.0m
Water temperature
28.0℃

特徴

固定標本で殻長 2〜7 mm のごく小型のフジタウミウシ科の一種。体は細長く細長い体つきで、腹足は後方が鋭く尖り、前縁はわずかに丸い。腹足は外套膜の側方から突き出ない。外套膜縁は明瞭で縮小し、後方に向かって 3 葉の鰓枝に続く。
体地色は白色で、全身に小さな暗褐色の細点が散在する。背面前部の触角の直後に三角形を成すように暗褐色の細点が密集し、頭部の触角間には横方向の暗褐色の斑紋が走る。さらに二次鰓の後方にも、横方向に細点が集中する 3 本目の濃色帯がある。触角・二次鰓・腹足はいずれも半透明の白色を呈する。体側には小さな乳頭状突起が並ぶ。

分布

西〜中央太平洋に広く分布。タイプ産地はオーストラリア・クイーンズランド州 La Balsa Park、Mooloolah River、水深 3〜6 m。他にパプアニューギニア、ニューカレドニア、フィリピン、ハワイ諸島、日本 (静岡県・伊豆諸島)、インドネシア (バチャン島・バリ)、オーストラリア (クイーンズランド) から記録される。潮間帯から水深 10 m までの礁の岩屑の下で見つかる。

種小名の由来

種小名 puncticulata はラテン語 punctum (「点」「斑」) の指小語形で、「小さな点をもつ」「微細な斑点のある」を意味し、本種の体表に散在する細かい褐色の斑点にちなむ。

補足

本属の Murphydoris cobbiM. maracabranchia と並んで地色が白い種だが、本種は体全体に細点が散在する点、触角直後の三角形と頭部の横帯および鰓後方の横帯の組み合わせ、および体側に小さな乳頭状突起をもつ点で他種と区別される (M. cobbi は触角後方の褐色斑が連続線、M. maracabranchia は触角後方に褐線一本だけで体に細点なし)。
References

本書に掲載されています

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版. 表紙

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版.

文一総合出版

本書には Murphydoris puncticulata の解説・写真が掲載されています。

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